2020/01/17 21:04

いつ日か忘れた心…お探しでは御座いませんか?
【野良猫の帽子】は悠久の時を経て…いつしか住まう野良猫と共に皆様へ素敵な贈り物をお届け出来る…そんな日が来るのではないかと心よりお待ちしておりました。

今宵届けるのは、禁断の装身具『ルピナスの弾丸』です。




業革命時代…レトロフューチャー背景に人々が空想した機械をそのまま実現したようなものが闊歩している世界… 

………ルピナスは言った。
『言葉とは裏腹に、押さえきれないほどの感情と思想が入り交え、理性を保てなくなる。
お前に託すぞ。どうか私を私として葬ってはくれまいか』

その言葉が最後である。

どうすることもできなかった自身の覚悟よりも、
彼という存在意義そのものを否定するこの力こそ、あってはならないのだ…
魔法錬金術…使い方を誤ってはいけない…

『私の創造魔法で君の姿を変えよう。しかし、何か守れた気もする。許したまえ…思想なる蛮行を…』

 両手を振りかざし、渾身を込めたその力は、
まばゆい光と共に、思いでの場所は消え、1つの形となり彼という存在意義を唱え始めた…

時は動き始める…




※この物語は、英国民話や諸説により仮想説をたて構成されております。実際の登場人物や出来事とは異なります。




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